2024.09.24
【新事業紹介】「ITで社会を変える」株式会社EIGHTIST代表、藤森さんが語る就労支援事業の未来
株式会社EIGHTISTは、ITを通じてさまざまな業界で成長を続ける企業です。そして、そのグループ企業である株式会社8Linkが運営する就労継続支援B型事業所「わっはっは 吹田」が、新たにオープンしました。IT技術を活用した就労支援事業の背景には、藤森さんのどのような思いがあったのでしょうか?株式会社EIGHTISTの代表として、藤森さんにお話を伺いました。
なぜ、EIGHTISTが就労支援事業を?
なぜ、EIGHTISTが就労支援事業に進出しようと思ったのでしょうか?
SAKAGAMI
FUJIMORI
私たちはITの力が持つ可能性に日々触れてきました。ITは、ビジネスや社会のさまざまな場面で劇的な変化を生み出しているんです。例えば、私たちのITソリューションが多くの企業の業務を効率化し、ビジネスの成長を支えています。しかし、ふと振り返った時に、ITを使ってもっと「社会そのもの」を変えられないか、と考えるようになりました。
FUJIMORI
そして目を向けたのが、障害を持つ方々の就労支援です。障害者の方々にITスキルを提供し、それによって社会参加の道を開くことができるのではないかと気づいたんです。ITは、障害の有無にかかわらず、誰もが同じ土俵で勝負できる可能性を秘めています。そこで、EIGHTISTグループとして「わっはっは 吹田」を通じ、障害者支援に取り組むことを決意しました。
開所の背景には、EIGHTISTとしての社員への思いもあると伺いましたが。
SAKAGAMI
FUJIMORI
そうなんです。EIGHTISTの社員の平均年齢は29歳から30代前半です。今後、多くの社員が結婚し、子供を持つ時期に差し掛かっていくでしょう。もちろん、子供が生まれるというのは喜ばしいことですが、現実には障害を持って生まれてくる可能性もあります。その時に、私たちの社員が「障害にどう向き合っていいか分からない」という理由で仕事を辞めざるを得なくなるような状況は、絶対に避けたいんです。
FUJIMORI
私は、社員にずっと働き続けてほしいですし、その家族を支えるための知識やサポートを会社として提供したい。だから、障害者支援に対する深い理解や、実際にどう関わるべきかを私たち自身が学び、成長していく必要があると思っています。家族に障害を持つ子供が生まれても、会社としてしっかりサポートできる環境を作ることが、結果的に社員に安心して働いてもらえる環境にもつながると考えています。
FUJIMORI
誰もが人生の中で様々な出来事を経験しますが、「障害を理由に退職する」という悲しい結果はできる限り避けたい。だからこそ、障害者支援の知識を身に付け、社員自身が困難を乗り越える力を持てるような会社にしていきたいんです。
障がいを持つ方たちへどんな支援を?
具体的にどのような形でITを使った支援を行っているのですか?
SAKAGAMI
FUJIMORI
私たちの支援は、まずITリテラシーの向上から始まります。例えば、パソコンの基礎的な操作から、データ入力やウェブ関連の簡単な業務までを段階的に学んでもらいます。ITは非常に柔軟なツールで、利用者一人ひとりのペースに合わせてスキルを伸ばせる点が大きな強みです。
FUJIMORI
グループ全体で運営している事業からも多くの業務を提供しています。例えば、EIGHTISTが手がける梱包作業やデータ入力の仕事を、利用者さんに担当してもらうことができます。私たちはただ仕事を提供するだけでなく、利用者のスキルアップを支援し、「仕事ができる」という自信を積み上げていくことを目指しています。
グループとしてのビジョン
株式会社EIGHTISTの代表として、グループ全体のビジョンを教えてください。
SAKAGAMI
FUJIMORI
EIGHTISTグループの大きなビジョンは、ITを通じて社会全体にポジティブな変化をもたらすことです。IT技術を使って、社会全体にどう貢献できるかを常に考えています。私たちは、IT技術が持つ力を最大限に引き出すことで、ビジネスや人々の生活を豊かにできると信じています。
FUJIMORI
「わっはっは 吹田」を始めとする就労支援事業は、その一環です。私たちはITスキルを活用して、障害を持つ方々が自信を持ち、自立した生活を送れるようにサポートしていきたい。そして、最終的には彼らが「教える側」に立てる未来を目指しています。
障害者支援を進めるにあたって、どのような未来を描いていますか?
SAKAGAMI
FUJIMORI
私は、障害を持つ方々が「支えられる側」から「支える側」へと変わる未来を強く信じています。ITスキルは、その変化を実現できるツールだと思っています。例えば、ITに精通した利用者が企業で働き、その技術を他の社員に教える立場に立つ。そんな場面が、これからどんどん増えていくはずです。
FUJIMORI
もちろん、道のりは簡単ではありません。しかし、私たちはその夢を現実にするために、利用者の方々と一緒に進んでいきます。ITを使いこなすことで、障害という壁を超え、社会に貢献できる存在になる。それが、私たちの目指す未来です。
最後に、今後の展望について教えてください。
SAKAGAMI
FUJIMORI
今後は、ITを活用した就労支援事業をさらに広げていきたいと思っています。EIGHTISTグループ全体でのIT技術を使った新しいプロジェクトもどんどん進めていきますし、その中で障害者支援もさらに深めていきます。
FUJIMORI
「わっはっは 吹田」での取り組みが成功した暁には、同様の事業所を他の地域にも展開し、もっと多くの方々にITを使った就労支援を提供したいですね。そして、障害を持つ方々が自立し、ITを通じて社会に貢献できる未来を一緒に実現していきたいと思っています。
最後に
FUJIMORIさん、本日はありがとうございました!
SAKAGAMI
株式会社EIGHTISTが展開する「わっはっは 吹田」は、ITスキルを通じて障害者が自立できる社会を目指す新たな取り組みです。藤森さんの描く未来には、IT技術を駆使して、障害の有無に関係なく誰もが社会で活躍できる可能性が広がっています。今後のEIGHTISTグループの展開にも、大いに期待が寄せられます。
SAKAGAMI